YouTubeを使ってお金を稼ぐにはどういう方法があるのかを初心者向けに解説します。
ユーチューブを使った副業はブログと比較して、ハードルは高いけれど、収益の幅・安定性なども高いです。
ブログと掛け算で利用していけば相乗効果が埋めたり、リスクヘッジにもなるでしょう。
そこでユーチューバーが収入を得ている仕組みや企業案件の受け方などをまとめたので参考にしてみてください。
YouTubeでお金を稼ぐには?収入の仕組みを超簡単に解説【ユーチューバー】
YouTubeを利用してお金を稼ぐ方法は大きく分けて
- 広告収入(アドセンス)
- 企業案件の紹介
この2点になります。
ただ上記は一般的にいわれているものであって、実際はいくらでもマネタイズの方法はあります。
他にもあげると、例えば
- 生ライブ配信のSuper Chat(通称:スパチャ)
- グッズ販売
- アフィリエイト収入(ASP・Amazon・楽天の商品・サービスなど)
- 自社製品販売
- イベント参加費
- ・・・
などですね。
アフィリエイトが何なのか知らない方は以下の記事へ
厳密に言えば、YouTubeで確立したブランド(人気)を利用したマネタイズなども含まれていますが、ユーチューバーはいわゆるファンビジネスになのでこのようにいくらでも収益源を作る事ができます。
とはいえ、全ては紹介しきれませんし、どういうファンビジネスを展開するかは人によって変わってきます。
そもそもこのページを見ている人は
「YouTubeでお金を稼ぎたい!」
「ユーチューバーたちはどうやってお金を稼いでいるんだろう?」
っていう状態だと思いますし。
なので、今回はYouTubeを利用した直接的な収益源である
- 広告収入(アドセンス)
- 企業案件の紹介
この2つの稼ぎ方(仕組み)を紹介します。
YouTubeの広告収入(アドセンス)で稼ぐ
YouTubeを使った稼ぎ方として一番よく知られているのはこちらですね。
いわゆる再生されている動画についている広告から入ってくる収入のことです。
有名なYouTuberの動画を見てると、よく広告が流れるのを見ますよね?
あの広告が1つの収入源となります。
さらに細かく言えば動画広告の種類は、
- TrueView広告
- バンパー広告
- True Viewディスカバリー広告
- バナー広告
- オーバーレイ広告
これらがあります。
※この話は広告を出稿する側向けなので、興味ない方は飛ばしてください。
TrueView広告は、ユーザーが見ようとしている動画の前、再生されている途中(動画が10分以上の時)、視聴後に配信される動画広告のことです。
いわゆる動画として流れる広告のことですね。
興味の全くないCMが流れると、5秒間飛ばすことができないため、一部のユーザーからは不快に思われやすかったりもします。
ちなみにスキップ不可の広告もあってそれがバンパー広告です。
True Viewディスカバリー広告はサイドバーの関連動画一覧の中に出てくる動画広告です。
バナー広告というのもあってサイドバーの右上に表示されるものがそれになります。
最後オーバーレイ広告は、動画上の下の方に覆いかぶさるように表示される広告です。
以上これらの広告が視聴・クリックされることによって、広告収入という形でクリエイター(YouTuber)のもとに収入が入ってきます。
ちなみに、上記であげた広告というのは以下のようにYouTubeの広告挿入画面で、どの広告を表示させて、どの広告を表示させないかということを選択することができたりします。
基本は全てデフォルトのままで、チェックを入れっぱなしにするのが普通です。
YouTubeアドセンス広告の収益化条件
ご存知の方も多いと思いますが、上記のアドセンス広告を掲載して収益化をするには
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 動画の総再生時間が4,000時間以上
という条件があります。
2018 年 1 月 16 日、YouTube はパートナー プログラムの新しい資格要件を発表しました。チャンネルの過去 12 か月間の総再生時間が 4,000 時間、チャンネル登録者が 1,000 人に到達すると、このプログラムに参加できるかどうかが審査されます。
これは収益化の要件を厳格化する取り組みの一環として行われるものです。これにより、YouTube をよりよいプラットフォームにするために貢献したクリエイターに報いるとともに、悪意のあるユーザーがスパムやなりすましなどの行為によって YouTube のエコシステムに損害を与えたり、クリエイターに便乗したりすることができないようにします。詳しくは YouTube クリエイター ブログをご覧ください。
この条件が満たして収益化申請しないと、収益は1円も発生しません。
つまり無賃労働ということですね。
ほとんどの人がここで挫折してしまう人が多いです。
一般的には、1年かけて動画投稿を続けて、やっと達成って人がほとんどなので、挫折してしまうのも無理はないかもしれません。
そういう意味ではブログの方が圧倒的に収益化までのフェーズは簡単ですね。
とはいえ、きちんとした戦略をもって運営している人は、皆簡単に収益化条件はクリアしていますので、正直そんなに難しい話じゃないです。
ちなみに僕自身現時点では2つの収益化チャンネルを運営しているんですが、2つ目のチャンネルに関しては10日ほどで収益化条件クリアしました。
2つ目のYouTubeチャンネルの運営を開始したのがこのあたりなんですが・・・
めっちゃいい案が思いついたので
とりあえずフルコミットします。行動して、データとって、検証して、修正して…
成功のサイクルはこの繰り返しです。
ということで、行動してきます。
— くろかみ【ブログ×YouTube】 (@kurokami3san) July 13, 2019
こんな感じで10日ほどで収益化条件はクリアしました。
YouTube収益化条件クリアしました。
これで審査通れば収益化チャンネル2つ目。
両者の視聴者属性がまるで真逆なのが面白い。
すでに感じてる違いとしては
コメント・高評価頻度が歴然の差で、
若い層の方がやっぱり活発ですね。 pic.twitter.com/1RbkHt7QMn— くろかみ【ブログ×YouTube】 (@kurokami3san) July 24, 2019
1つ目のチャンネルは記憶があやふやですが、たしか1ヶ月程度で収益化できたと思います。
収益化を成功させるために僕が行った戦略については長くなるので別の記事でまた詳しくまとめますね。
ちなみに普通にやってたら、多くの人は
チャンネル登録者数1000人よりも前に総再生時間4,000時間を達成する
という流れが一般的ですが、コメントで登録者集めしたり、登録者を買ったりで増やした場合は「総再生時間4,000時間」が大きな壁になってきたりします。
YouTubeの収益化の条件よくできてますね。笑
また収益化の条件が達成したら、Googleアドセンス(広告)のアカウントと連携させて、その後、審査が入ります。
これは広告を掲載するに値するかということの審査です。
この審査が通らなければ、収益化はできません。
とはいえ、以下のガイドラインに掲載された違反コンテンツでなければ審査は通ります。
コミュニティ・ガイドラインに違反するコンテンツ:
ヌードや性的なコンテンツ
有害で危険なコンテンツ
不快なコンテンツ
暴力的で生々しいコンテンツ
嫌がらせやネットいじめ
スパムや詐欺
脅迫
著作権に反したコンテンツ
プライバシー侵害
なりすまし
ただ審査が通るまでの期間はまちまちのようですね。
普通に考えて、勢いがあるチャンネルやガイドラインポリシーをしっかり守っているクリーンなチャンネルほど審査は早く終わる傾向になるのではないかと思います。
僕の場合、どれぐらい期間がかかったのかなどのお話しについても別の記事で話しますね。
ちなみにGoogleアドセンスのアカウントは、ブログの方のマネタイズで既に取得している場合はワンクリックで連携させられます。
そういった面もあって、個人的にはブログ⇒YouTubeの流れがおすすめです。
YouTubeの広告収入はどれくらい稼げる?
そうなるとYouTubeのの広告収入はどれぐらい稼げるのか?
って部分が気になりますよね。
一般的には
1再生0.1円前後
と言われます。
この話は半分ぐらいはあってます。
というのも、広告単価は、扱っている動画のジャンルによって大幅に変わってくるからです。
これはブログのアドセンス収益がジャンルによって大きく違うのと同じですね。
ブログをやっている人なら分かる話だと思います。
広告主にとってCV(コンバージョン)のとれる親和性の高い動画ほど、広告単価は高くなる傾向にあります。
具体的には教育系とか美容とか、そういったジャンルですね。
なので、1再生0.1円というのは、いわゆる「ザ・YouTuber(笑いネタ・ドッキリ・やってみた等)」というようなジャンルの動画を扱った際の単価だと考えるといいですね。
ただし、トップYouTuberになると、それはそれで話は別になり、総じて単価は上がっているとされています。
よって、1再生0.1円は最低ラインで実際はもっと高い収益性だと考えていいと思いますよ。(今後Googleのさじかげんでどうなるかはわかりませんが)
したがって100万回再生の動画を作ったら、1本で10万円の収益が発生するぐらい稼げると考えれば、どれぐらい稼げそうなものなのかということは自ずと見えてくると思います。
トップYouTuberになればデイリー(1日)100万円以上稼ぐのも十分可能な世界です。
ちなみに、僕は大人向け(30~40歳向け)と若年層向け(10代、20代向け)のチャンネルを2つもっているんですが、やはり大人向けの方が単価は高いですね。
先日新チャンネルの収益化も済んで、大人向けチャンネル、若年層向けチャンネルの収益性を比較してる。
やっぱり大人向けの方が高いけど
思ってたよりは単価変わらないという結果に。いずれにせよ巷で言われてる単価よりはどっちも高いね。#YouTube
— くろかみ【ブログ×YouTube】 (@kurokami3san) July 30, 2019
ただそれでも若年層向けチャンネルでの広告単価0.15~0.2円ほどになってるので、時期による部分もありますが、やはりYouTubeやったことがない人が思ってる以上には単価は高いとみていいです。
YouTube企業案件で稼ぐ
ある程度の規模のYouTubeチャンネルになってくると、企業の方から
「この商品(サービス)を紹介してくれませんか?」
とオファーが来ます。
これがいわゆる企業案件というやつです。
例えば、
- 家電
- パソコン
- ダイエット商品
- マッチングアプリ
- ゲームアプリ
- 美容品
- ・・・
などですね。
多くのクリエイターは企業案件動画を公開した際、動画の説明欄に企業の名前や商品名(アプリ名)が書かれているパターンが多いので、案件動画だったら案件ってわかりやすくなってます。
この案件の受け方ですが、基本的に向こう側から連絡を待つのみ。
ツイッターやメールを介して仕事の提案の連絡がくるので、案件を受ける場合はそこで打ち合わせをして動画を作っていく感じですね。
※上記僕のところにきた実際の案件メールです。
案件の連絡が欲しい人は忘れずにメールアドレスなど連絡先を記載するようにしましょう。
あとは事務所に所属すれば事務所経由で案件を振ってもらえたりもします。
案件の報酬額は人によってまちまちです。
一般的には大体チャンネル登録者×1.5円が相場と言われていたりしますが、各クライアントや各YouTuberの営業力等によって変わってきますのであくまでも目安程度にみたほうがいいですね。
ただ案件動画は、アドセンスの広告収入と企業からの案件報酬が2重で貰えるので、収益で言えば美味しいものだと言えます。
とはいっても、ブランディングを第一に考えた上で上手に紹介する必要があるので、何でも引き受けるという人は少ないでしょう。
人気になればファンビジネスの展開も可能
以上が基本的なYouTubeを使った収入を得る方法になります。
広告収入と案件収入ですね。
しかし、冒頭でもいった通り、YouTubeで人気チャンネルになれば他にも収入を得る方法は広げられます。
YouTubeの特徴として、ブログ以上に濃いファンが付きやすいということがあげられますので、YouTubeで稼いでいこうと思っているのであれば、その強みは将来的に生かしていくことは視野にいれて運営していくといいでしょう。