YouTubeの動画編集を外注に任せたいと思っている方へ。
ここでは動画編集者の募集方法から、一体いくらで募集をかければいいのか?その費用の相場感についてまで紹介していきます。
YouTubeの動画編集を外注募集する方法
右も左も分からない人からすれば、そもそもどうやって外注募集をかければいいのか分かりませんよね。
会社として動画を回している場合、専門の業者に公式HPなどを経由して依頼するなどの方法も考えられますが、個人が外注募集する場合考えられるのは次の2つになるでしょう。
- YouTubeやツイッターなどSNS上で募集する
- クラウドソーシングサイトで募集する
YouTubeやツイッターなどSNS上で募集する
この方法は有名どころだと、YouTuberのラファエルさんが行っている募集方法です。
自身の動画内やツイッターなどで告知することで、編集者やサポートをしてくれる人の募集を募っています。
メールやツイッターのDMなどからアポをとって、好きな人を採用するという形になります。
これのメリットとしては、
- すでに自分のことを知っている人
- 自分のことが好きな人
- 自分のYouTube動画が好きな人
から募集があがってくるので、良い人が見つかりやすいです。
できるのであれば、この方法で募集をかけるのが一番手っ取り早いですね。
しかし、この方法のデメリットとして、
- ある程度自分自身が影響力を持っている場合でなければ使えない
- YouTube上での自分自身のキャラ(ブランディング)を損なう可能性がある
- 仲介などなく、全て自分で行うことになるため、雇用契約に関することなどを自分でしっかりと行う必要がある
などがあります。
当然ですが、無名の人が動画やツイッターで募集をかけても、だれも見ていないので、応募はきません。
普通の人は、この方法を使って編集者を募集するのは難しいでしょう。
クラウドソーシングサイトで募集する
一般的な外注募集の方法はこちらの方法。
クラウドソーシングとは、ネット上で依頼の発注・受注を行うものになります。
例えば、YouTubeの動画編集の外注を雇いたいのであれば、専用のクラウドソーシングサイト上にて
「YouTubeの動画編集者募集」
みたいな案件を発注することで、募集をかけるわけです。
そしてその募集を見た人から。応募が来るのを待ち、条件に合った人が見つかれば採用します。
クラウドソーシングサイトを利用するメリットとしては、
- 誰でも簡単に利用できる
- 利用者が多いため、応募が来やすい
- 報酬の支払い仲介会社を通すので、契約回りの手続きに関しては心配無用
などが挙げられます。
逆にデメリットとしては、
- クラウドソーシングサイト運営側にシステム利用手数料を取られる
- 応募者の中には超適当な人間もいる
などが挙げられます。
しかし、一般的に外注募集をかけるのであれば、この方法をとるほかはないといえるでしょう。
代表的なクラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトは、いくつかありますが、基本的に利用者の多いところだけ利用すればOKです。
それがどこなのかというと、動画編集依頼の発注ができて代表的なところは、
これらの4つ。
あれこれ登録しても、管理が面倒な上、外注の質も低かったりするため、基本上記だけ登録すればOK。
応募が集まらない場合は、募集文を変更したり、報酬金額を上げたりなどで調整を賭ける形になります。
動画1本あたりの費用相場は?
これに関しては、かなりピンキリです。
- どこまでを外注にお願いして、どこまでを自分でやるか?
- 何分何時間の素材をどれぐらいにまとめる仕事をお願いするか?
などお願いする仕事の幅で変わってきます。
また時期によって、仕事を引き受けてくれる人によっても、相場観は変わってきます。
以下、参考までに実際に募集されていて、契約が成立している案件をまとめてみましたので参考にしてみてください。
5分程度の動画1本:単価1000円
- 5分程度のYoutube用の動画に字幕やポイントを入れる作業
- 週に3〜4本程度で合計100本の依頼
- 動画は必要な長さに編集した上で渡し、BGMは不要
- 最初の1本はサンプルとして1本500円
- 契約後は、スキルや作成本数に応じて、単価アップ。
30分の動画1本:最大2000円
- 報酬は1本あたり最大2000円
- サムネイル画像の選択と作成
- 動画の色彩・明るさ調整
- 動画の始め/終わり部分の編集
- 始め…ロゴモーションを入れる
- 終わり…チャンネル登録を促す映像を入れる など
- YouTubeへのアップ
- metaタグの設定
- 最初の1本はテストで1000円
15分の動画1本:5000円
- 作業の概要
- 動画の簡単な編集
- 動画への字幕入れ
- Adobe Premiere Pro 2018仕様
- 書き出し不要・シーケンスファイルの納品
- 報酬の目安
- 1本あたり10分以内=4000円
- 1本あたり15分以内=5000円
- 1本あたり20分以内=6000円
10分の動画1本:2000円
- 作業の概要
- 動画へのテロップ入れ
- 派手な演出等は不要
- 動画ファイル(mp4)、原稿データ(word)を渡す
- 総本数と時間
- 全部で7本の動画
- 時間は平均すると10分程度
- 報酬の目安
- 1本あたり2000円
- 納品形式
- mp4
30分の動画1本:6000円
- 作業の概要
- カット編集済みの約30~40分前後の動画データを渡す。
- そこに文言テロップ入れやバラエティ的なテロップ入れをする仕事。
- 編集ソフトはAdobe Premiere
- 納品頻度
- 週に1〜2本程度
- 報酬の目安
- 1本あたり6000~7,000円
動画編集を外注する場合の相場まとめ
実際にクラウドソーシングサイト上で契約が成立している動画編集案件をみてきましたが、まとめると
完成した動画の長さ5分あたり1000円
というのが平均的な相場になっているのかなという印象。
もちろんどの程度のクオリティを求めるか、どこまでお願いするのかによっても変わってくるでしょう。
これから動画編集を外注しようと考えている方は、まず5分1000円を目安に募集をかけてみて、応募の集まり具合次第で金額を調整するといいでしょう。
動画編集を外注化する際のポイント
動画編集を外注に任せる際は、相場の他に
- コミュニケーションツール
- 納品形式
このあたりはあらかじめ考えておいた方がいいでしょう。
契約が成立した後は、クラウドソーシングサイト上でメッセージのやり取りをするのは非効率です。
少人数ならそれでも良いと思いますが、複数人抱える場合は別のコミュニケーションツールでやり取りするのがおすすめ。
また納品形式ですが、これは
動画の書き出しありにするか?なしにするか?
ということです。
できれば、プロジェクトファイルごともらえた方がこちら側で編集ができるので臨機応変に対応がききます。
ただその場合は同じ編集ソフトだったり、素材だったりがなければならないので、それが難しい場合は、mp4など動画ファイル形式で納品してもらうといいでしょう。